トスカーナ州の定番のアンティパスト(前菜)の1つがブルスケッタ、クロスティーニと呼ばれるものです。カットしてトーストしたパンに、具材を乗せていただくという極めてシンプルなおつまみ的アンティパストです。
オリーヴオイルに軽く塩を振ったクロスティーニや細かくカットしたフレッシュトマトのクロスティーニ、そしてレバーペーストを乗せたフェガティーニなどが大衆的なクロスティーニです。
また、クロスティーニは古くからあるトスカーナの郷土料理の中でも最もシンプルな調理のものといえます。
フェガティーニのペーストの作り方
人参と玉ねぎとセロリをオリーヴオイルで炒める。
火がある程度通ったら、鶏のレバーを加え炒める。(レバーは筋と砂肝を取り、塩水で一洗いしておくとよい。)
ケッパーとアンチョビ、白ワインを加え煮詰める。
鳥のブロードスープを加え煮詰める。
塩・胡椒で味を調え、冷ませてからフードプロセッサーで細かくペースト状にして出来上がり。
フェガティーニのクロスティーニは、トスカーナの辛口の赤ワインと抜群の相性を誇ります。