リボッリータ RIBOLLITA


リボッリータはトスカーナ州の代表的な田舎の料理で、パンを入れたミネストローネです。

 

前日に残ったパンを野菜と一緒に煮込む農民の知恵から生まれた料理で、大量に作りやすく、普段のあまった野菜をふんだんに使える料理なので農家の家族に重宝しました。

 

 リボッリータの『リ』とは英語でいうところの『Re』にあたり、繰り返すことを意味します。繰り返しボイルする、というところからリ・ボッリータという名前が付けられました。余った野菜スープに余ったパンを加えるというような貧しい料理ですが、実際煮るごとに野菜の旨みが凝縮し、パンも加わることでさらに水分も少なくなり、栄養価も高い食べ応えのあるものとなっていきます。

 

最後にエキストラヴァージン・オリーヴオイルで風味を加え、辛みのアクセントとして生の玉ねぎを加えるのが伝統のレシピです。

 

寒い日には特に嬉しい、野菜の味わいを楽しめるプリモピアットです。

 

レシピ